一般の人で羽毛フトンの中身はどうなっているのか?
を知っている人は少ないと思います。
そこで、今回は分かりやすく羽毛の事をお話しさせていただきます。
まず、鳥には
水鳥 水辺に生息し、指の間に水かきがある カモ、アヒルなど
と
陸鳥 水鳥以外の鳥 ニワトリなど
の2種類があります。
羽毛フトンに使われる原料は水鳥のものです。
水鳥の羽毛は保温性に優れ、水に濡れてもすぐには腐らない利点があります。
さらに羽毛フトンの原料には
羽毛=ダウン 水鳥の胸に生えている タンポポの綿毛のようなフワフワと芯がないもの
と
羽根=フェザー 羽軸があるもの (赤い羽根共同募金の際に貰う羽根みたいな)
の2種類が入っています。
ダウンの方が空気をたっぷり含み、保温性やかさ高性に優れます。
従って羽毛フトンの優劣はこの羽毛の含有量によるところが大きいのです。
羽毛が50%以上入っているフトンを「羽毛フトン」
羽根が50%以上入っているフトンを「羽根フトン」と呼んでいます。
この位まで分かっていれば
自動車屋さんへ行って
普通車を買うつもりが間違って軽自動車を買ってしまった!
的なミスはしないはず…..
(ちゃんと 説明出来ているでしょうか?)
そういえば以前、羽毛フトンの直営工場を営んでいた時の事
さる外国の方より
「我が国では沢山の鳥がおり、その羽毛は使用される事なく廃棄している
よかったらお宅の工場の原料にしないか?」
と言うお話がありました。
さては! 新たな羽毛の産地か??
実際、お会いして見させて頂いたものは
陸鳥の.....
しかも、羽根ばかり....
「え~っと これは….
羽毛フトンには使えません.....」
丁重にお断りしました。
次回はもう少し詳しく羽毛の事を